映画感想!『ドラゴンタトゥーの女』 ※一部ネタバレ注意
アマゾンプライムにて『ドラゴンタトゥーの女』を視聴。007シリーズにてダニエルクレイグに惚れ、彼の他の出演作品を漁ってたら、この作品がヒットしたからです。(同様に『ミュンヘン』も見ましたが、それはまた別の機会に。)
わりかし最近の作品だけど、公開当時のことは全く覚えておらず…。なんて感度の低い人間だったんだろう。
原作がヒット小説とのことで、その映像化。なんていっても、先行してスウェーデン版というのが制作されていて、本作品はアメリカ版とのこと。色々ありますが、現時点ではアメリカ版しか見ていないという前提で。
完璧なあらすじは他に譲るとして、思ったことのみつらつら書きます。
あらすじ
ミカエルは雑誌記者であるが名誉毀損で敗訴。折よりスウェーデンの財閥より過去一族に起きた未解決事件の調査を命じられる。そこに、若くそして種々に問題を抱える天才ハッカー・リスベットが絡んでくるという大筋。
設定・ストーリー・演出について
ミカエルの人生でもなく、名誉毀損事件でもなく、財閥の歴史でもなく、ハッカーの技術的な凄さを強調するでもなく…という感じで序盤は少し作品の焦点がぼやけている。しかし、テンポの良さ・画の鋭い切り取り方・激しい描写・謎解きがそれを感じさせない。
徐々に、ミカエルとリスベットの関係に焦点が合ってくる。いつの間にか、という感じでは有りますが。
二人の関係については「まあこうなるだろう」という予感に近いものがあり、結末に向けての展開でドキドキしたり、逆に伏線が回収されたりで興奮したりはあまりなかった。作品自体そこをあまり志向していないとも感じる。
容疑者が死ぬシーンなんて、こんなんでいいの!?っていうご都合主義的なあっさり具合だし。
リスベットが切なくも、自分と向き合っていけそうなことを予感させるようなエンディングで、観ている方としては救われます。
演者について
やっぱり007シリーズが強烈すぎてダニエル・クレイグ扮するミカエルが主人公のように錯覚しちゃうんだけど、違うんだよなあ。あくまでも主人公はリスベットです。愚かなことに私がそんな作品の基礎的なことに気付いたのは、見終わってからでした。
散々指摘されてますが、ルーニー・マーラが素晴らしすぎます。ミカエルに尽くしちゃうとこなんか本当にかわいい。。
まあでもやっぱりエリカ、アニタの熟女陣(とかいったら怒られそう)もなかなかの良さです。素敵なお姉さまって感じ。
まとめ
飽きっぽい自分としてはダレずに最後まで見れる作品ってだけで面白かったなって思えちゃう。デイビットフィンチャー作品は、認識しているのだと『セブン』しか見たことがないという有り様なので、他作品も見てみようと思います。特に『ソーシャル・ネットワーク』は映像の作り方が似ているとのことなので。
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